読みもの · ガイド

色で選ぶインテリアアート

お部屋のアンダートーンを読み取り、パレットの系統を選び、壁に合わせてキャンバスのサイズを決めて、まずは試してみる。色で選ぶための短いガイドです。

色でインテリアアートを選ぶことは、それを飾るお部屋を知ることから始まります。壁の色もそのひとつですが、床や家具、移ろう光もまた、空間のなかでパレットがどう見えるかに関わっています。これらの要素をあわせて見ることで、お部屋になじませたいときも、目を引くコントラストを加えたいときも、お部屋とのつながりを感じられる作品を選びやすくなります。

ここでご紹介する五つのステップでは、お部屋にすでにある色を見きわめることから、購入前にご自身の壁で作品を試してみることまで、その過程を順にたどります。

1. お部屋にすでにある色を見る

まずは、最も大きな面積を占める面から見ていきましょう。壁、床、そしていちばん大きな家具です。それらは暖色寄りでしょうか、寒色寄りでしょうか。それとも、両方が混ざっているでしょうか。

クリーム色の壁、暖かみのある木、テラコッタは、お部屋全体に暖かみを与えることがあります。ブルーグレーの塗装、淡い色の石、寒色寄りのファブリックは、また違った印象を与えるかもしれません。これらは決まった分類ではなく、あくまで出発点です。グレーの壁のお部屋にオーク材の床が暖かみをもたらすこともあれば、全体に暖かな空間に青いソファが寒色の要素を加えることもあります。

光も、これらの色の見え方に影響します。英国では一般に、北向きのお部屋には寒色寄りの、より間接的な日の光が入り、南向きのお部屋には直射日光がより多く入ります。照明によっても色のバランスはまた変わるので、お部屋をいちばんよく使う時間帯に見てみてください。主に夜に使うリビングのための作品なら、日中の光だけでなく、ランプの明かりの下でもなじむものである必要があります。

淡い色の壁のアンダートーン(下地に潜む色味)がわかりにくいときは、白いコピー用紙を壁の横にかざしてみてください。比べることで、黄色、ピンク、緑、青といった色味に気づきやすくなります。

2. お部屋とつながるパレットを選ぶ

お部屋の色の感じがつかめたら、作品にどの色を拾ってほしいかを考えてみましょう。関連するパレットを選ぶと、作品と周りとのあいだにつながりを生むことができます。対照的なパレットを取り入れると、とくにもともとの色が似通っているお部屋では、作品により目を向けさせることができます。

どちらを選ぶかは、お好みの効果しだいです。寒色寄りのパレットは、ご自身には安らぎを感じさせるものかもしれません。けれども、もともと寒色寄りのお部屋では、居心地の良さがいくぶん薄れてしまう可能性もあります。同じように、暖かな色は、空間を支配することなく変化を添えることもできます。色がどんな気分をもたらすべきかという一般的なルールに頼るよりも、その作品を実際の環境のなかで見るほうが役に立ちます。

Gradientaのコレクションは、こうした関係を探るための出発点になります。

  • 暖色系には、オレンジ、赤、ゴールドの作品が揃っています。お部屋にある暖かな色のディテールを拾ったり、寒色寄りのお部屋にコントラストを加えたりできます。
  • 寒色系には、青、ティール、シルバーグレーの作品が揃っています。ソファや椅子の張り地、塗装面など、お部屋のディテールとのつながりを探してみてください。
  • アースカラーには、ブラウン、オーカー、石のような色合いの作品が揃い、木やリネンなどの自然素材と合わせやすい色です。
  • ゴールデンアワーは、夕日のやわらかく暖かな色をもとにしたコレクションで、暖かみを取り入れるもうひとつの方法になります。

Gradientaの作品には、それぞれ主要な五つの色が示されています。緑のソファや錆色のラグなど、お部屋にとくに気に入っている色がすでにあるなら、作品のパレットのなかにその色を探してみてください。残りの色が、そのつながりを保ちながら、いくらかの変化を添えてくれます。

作品を起点にして、その色のひとつをクッションやブランケット、花瓶で繰り返すこともできます。小さなつながりひとつで十分なこともあります。すべての色を合わせたり、すでにうまくなじんでいる小物を買い替えたりする必要はありません。

複数の作品を選ぶなら、共通の色があると、互いになじみやすくなります。似たかたち、額装のしかた、題材といったほかの共通点も、パレットの異なる作品どうしを結びつけることがあります。

3. サイズと位置を考える

色は、作品がふさわしいスケールで飾られているときのほうが判断しやすくなります。幅の広い壁に小さなキャンバスを掛けると、パレットがお部屋に合っていても、思ったほどの存在感が出ないことがあります。

目安として、下にある家具の幅のおよそ3分の2の作品を考えてみてください。幅2メートルのソファの上なら、全体の幅はおよそ130センチになります。ペアやグループで飾る場合も、作品どうしの間隔を含めて、同じくらいの幅に収めることができます。壁の広さや近くの家具に合わせて調整してください。

作品の輪郭がはっきり見えるよう、周りに十分な余白を残しましょう。掛ける高さは目の高さが目安になりますが、家具の上に飾る場合や、主に座って眺めるお部屋では、もう少し低めの位置がよいこともあります。

Gradientaの作品は、縦長か横長のどちらかに向きが決まっています。縦長の作品は幅の狭い壁やアルコーブに合いやすく、横長の作品はソファやベッド、サイドボードの幅となじむことが多いでしょう。決める前に、その場所のプロポーションを確かめてください。

選べるサイズについては、キャンバスガイドをご覧ください。

4. 仕立てを選ぶ

作品の縁は、壁や周りのものとの関係に影響します。Gradientaでは、三つの仕立てをご用意しています。

  • 木枠張りキャンバス:厚さ38mmの木枠にフレームなしで張る仕立てで、キャンバスそのものが縁になります。
  • 額装キャンバス:キャンバスを、より薄い19mmの木枠に張ってフレームに収めます。作品の輪郭がよりはっきりします。
  • フローティングフレーム:キャンバスと周りのフレームのあいだにわずかなすき間があり、縁の周りに奥行きが生まれます。

今ある絵や家具と並べたときにどう見えるかを考えてみてください。ある配置にはフレームのないキャンバスが合うかもしれませんし、はっきりとしたフレームが、作品とほかの作品とを結びつける助けになることもあるでしょう。キャンバスガイドでは、三つの仕立てを並べて比べられます。

キャンバスはどれも、お客様に最も近い提携プリント会社でご注文ごとにプリントします。

5. お部屋の壁に飾ってみる

各作品のページで「お部屋の壁に」を開いてください。サイズの選択肢の下と、写真の上のタブから開けます。ご自身の壁の写真をアップロードすると、選んだサイズで作品を確かめられます。写真がお使いの端末の外に送られることはありません。

写真は普段使っている照明のもとで撮り、作品を掛けたい位置の下にある家具も写るようにしてください。そうすることで、作品のプロポーションや、お部屋にもともとある色との関係を判断するための手がかりが増えます。

同じ位置で、いくつかのパレットを比べてみましょう。対照的な色が思いのほか合うと気づくかもしれませんし、控えめなパレットのほうが望んでいたバランスをもたらしてくれると感じるかもしれません。プレビューは配置を検討するのに役立ちますが、画面上の色は、プリントされたキャンバスとは異なる場合があります。

例で考えてみる

たとえば、淡いグレーの壁とオーク材の床、幅約2メートルのグレーのソファがある、北向きのリビングを考えてみましょう。壁と日の光は寒色寄りのトーンをもたらし、床は暖かみを添えています。ブルーグレーの作品なら、寒色寄りのパレットを引き継ぐことができます。もっと暖かみがほしいなら、「ゴールデンアワー」のコレクションから選んだ作品が、比べてみる別の選択肢になるでしょう。

ソファの上には、幅100〜120センチほどの横長のキャンバスか、全体で約130センチになるペアが、検討の出発点としてよいでしょう。お部屋の普段の照明で撮った写真を使って両方のパレットを試し、どちらかの作品が、すでにある色とつながるかどうかを考えてみてください。クッションやブランケットで色を繰り返すなら、お部屋に好きな何かを添えてくれる色を選びましょう。

パレットがどのように生まれるかを知りたい方は「Gradientaの作品ができるまで」を、元になった場所を比べたい方は「実在する24の場所の色」をご覧ください。